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頭皮のかゆみを甘く見ているという方は、 十分に注意してください。 確かに、頭皮のかゆみはそこまで大きな症状ではありません。 炎症やかさぶたに比べれば軽い症状なのですが、 放置しているとどんどん状態は悪化してしまいます。 「何か髪の毛が抜けるようになったな」 「何か薄毛になったような気がする」 と感じている方は多くいらっしゃると思います。 このような方は、頭皮のかゆみを放置したことで、 引き起こされていることも十分にあるのです。 そのため、頭皮のかゆみは放置してはいけません。 何となく頭がかゆいと思った時に、 対策を練る必要があります。 まあ、一番良いのは病院に行くことです。 専門医の診断を受けてしっかりと治療してもらえば、 頭皮のトラブルを解消することができると思います。 頭皮のかゆみだけで病院に行くのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、 このような小さな症状を見逃さないということが大事です。 そうすれば、大きなトラブルが引き起こされずに済むはずです。
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【スレ29】戸塚ヨットスクール級のスパルタ教育施設に入園していた人 このページのタグ:学校・学生時代 86 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 20 22 27 ID XRP4fH4T 戸塚ヨット類似にいました。 入園した時と退園する時は別人の仕上がり。 一度退園してもたいてい再入園したけど、三度目はなかった。 園長が亡くなってわかったのは、かなり私財を投じて学園を維持していたらしいこと。 それを知るまでは疑問を持ったり時に批判的になったりしていたことを、申し訳なく思った。 学園が無くなって、あそこに入るべき子たちは、親たちは、行き場がなくなったんじゃないでしょうか。 87 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 21 20 49 ID hTOeNNxM 86 中で何をすれば別人になるわけですか。 88 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 21 22 47 ID FQXn7nTn 86 一日の流れなど教えていただきたいです。 90 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 21 38 10 ID /7BMPWVo 86 詳しくお願いします。 91 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 01 33 ID XRP4fH4T 87 (明治時代の頃の?)躾です。 私には調教のように思えました。 未就学児から低学年を預かっていましたが、面接に来た時は奇声を上げて、園長と親が面談している中部屋を走り回っていた子が、 退園する時にはきちんと座って手はお膝、話している人の顔を見るまでになっていました。 それだけでなく、全室個室(扉はない)でバストイレ有りなのですが、それまでおむつだった子やトイレをうまく使えなかった子が、 きちんとトイレを使い、掃除ができるようになりました。 個室から教室に移るのも通学を模すのですが、忘れ物がなくなります。 学力はその子に応じますが、四桁の足し算引き算、ひらがなカタカナ常用漢字の読みまでは、最低マスターさせます。 それは、預かる子供は学習障害児、軽度知的障害児でしたが、大人になって社会生活を送れるようにという園長の考えからです。 四桁の足し算引き算は、「千円でお買物」というカリキュラムで、本物のお金を使って徹底させていました。 92 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 20 07 ID XRP4fH4T 88 午前6時起床。晴天なら布団を干す。それ以外は干さずに畳む。着替え。洗面。個室の掃除。 午前6時半ラジオ体操。洗濯。配膳準備。 午前7時朝食。片付け。食器洗い。食事室の掃除。洗濯室の掃除。洗濯物干し。 午前8時半〜午後3時授業(間に40分昼食) 午後3時洗濯物の取り入れ。畑の収穫、手入れ。 午後4時半〜7時自習。 午後7時配膳準備。食事。片付け。食器洗い。食事室の清掃。 午後8時半トイレ掃除。風呂準備、入浴。風呂掃除。 午後9時消灯。 このスケジュールはあくまで基本で、入園一ヵ月はまずできません。 できるようになるまで専任で指導します。 93 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 23 28 ID FQXn7nTn 92 ありがとうございます。 自由時間が全くないんですね、これは厳しい。 94 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 38 16 ID XRP4fH4T 93 未就学児や低学年が対象と書きましたが、授業時間が長いのは、遊具を使うのに並ぶこと、待つこと、 電車やバスの乗車マナーを実際に教えること、スーパーでお菓子を買うお買物ごっことレジの通り方などを教える時間があるからです。 課題をクリアできた子にとっては、ここらへんが息抜きになっていると思います。 自習時間も同じです。 楽しみたかったらクリアしろという方針でしたね。 95 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 45 00 ID XJMWtVEI 91 学習障害児、軽度知的障害児でも、 手間かければ、それなりになれるんだね そのための特務機関だと思うと、戸塚ヨット類似も必要なんだなと感じる (一般の学校や、シロウトでは絶対できない) お疲れ様ですと言いたい。 96 :おさかなくわえた名無しさん:2007/10/04(木) 22 57 17 ID XRP4fH4T 95 そうです。 見学に来た親御さんたちは、全室個室バストイレ付きが贅沢なように言う方が多かったですが(その分利用料金が高い)、 風呂トイレを自分できちんと使えるようになって欲しいと言いながら、実際の家庭ではトイレや風呂を汚しても、 その子が始末ができるまで待ってやることのできないお母さんが多いのです。 また公共交通機関の利用にしても、迷惑をかけるからとか恥ずかしいが理由で自家用車を使ったり。 また園長は、「学校の授業になんかついていけなくてもいいじゃないか。迷惑をかけない人間にすることが一番大事」という考えで それを実践していました。 だから、今はあの学園が無くなったことをとても残念に思います。
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http //www.poke-mon.jp/bbs_talk/index.php ここで活動している。 この板の様子 やたら「ああ」の捨てハンが多い。 また、管理人もなかなか活動していないし、荒らしも多いので不便といえば不便。 でも、いつも賑やかで明るいので個人的にはなかなか良い板だと思ってる byスレ主
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梓「軽音部を退部させていただきます」 唯「ふぇ?」 律「全く…梓、その冗談は面白くないぞ!!」 梓「冗談じゃありません」 澪「いったいどうしたんだ?梓。ようやく慣れてきた頃だろ?」 紬「そうですよ?何かありましたか梓ちゃん?」 梓「もう…もう、やめるったらやめるんです!!今までお世話になりました」ダッシュ 唯「あずにゃん!!」 澪「梓!!」 律「…いったいどうしたんだ?梓のやつ」 紬「今までそんな素振りなんてみせなかったのに…」 律「私ら、梓を怒らせるようなことしたかね?唯隊員」 唯「うーむ…サッパリ思いつきません、りっちゃん隊長!!」 澪「お前等は…そういうふざけてだらけた態度が梓を怒らせたんじゃないのか?」 律「何ぃ!?そういう澪だって先輩風吹かせてる割には私らと一緒にお茶してるじゃないか」 唯「そうだそうだー」 澪「うるさい」ゴンッ 律「あだっ!!…何だよ、都合が悪いからって暴力を振るうなよな!!」 紬「まあまあ、皆さん落ち着いて。責任を擦り付けるよりも先に、梓ちゃんに何があったのかみんなで考えましょう?ね?」 澪「ムギ…悪かった。梓が居なくなって少し熱くなっていた」 律「まぁ、わかればいいのだよ。わかれば」ポムポム 澪「お前は少し自重しろ!!」ゴツン 律「あだっ!!」 紬「最近の梓ちゃんでどこかおかしいところはあった?」 律「うーん…アタシが見る限りは普通の梓だったと思うな」 澪「私も思い浮かばないな…練習だって真面目にしてたし、私達と一緒にお茶だってしてたしな」 唯「うーん、あずにゃんお腹痛かったのかなぁ?」 律「あぁ、生理中でイライラしてたとか?」 澪「律!!」ゴンッ 律「あだっ!!」 唯「りっちゃん隊長!!」 紬「あらあら」 澪「ここで私達が顔を突き合わせて考えてても仕方ないな」 紬「そうね。誰一人として梓ちゃんの異変に気づけなかったわけですし…」 律「唯、今日帰ったら憂ちゃんにクラスでの梓の様子聞いておいてもらえるか?」 唯「わかった。あーあ、あずにゃん居ないと寂しいなぁ」 澪「もう、私達軽音部のメンバーだからな。梓は」 紬「もし何かの事情が有るのなら、ちゃんと聞いてあげたいわね」 律「よっしゃ、早いとこ梓を捕まえて根掘り葉掘り聞いてやらんとな!!」 澪「それじゃあ私達も帰ろうか?練習にもならないしさ」 紬「そうね。早いとこ解決して、またみんなでお茶しましょうね」 唯「わーい、ケーキケーキ!!」 ~平沢家~ 唯「うーいー、たーだーいーまー」 憂「あ、お帰りお姉ちゃん。手洗ったら洗濯物出しておいてね」 唯「りょーかーい。お!!憂、今日はカレーだね?」 憂「正解。もう少しで出来るから、着替えたらリビングで待っててね」 唯「わーい。あ、それと憂?」 憂「どうしたの?アイスはご飯の後だよ?」 唯「アイスは食べたいけど…じゃなくて、最近あずにゃんの様子変じゃなかった?」 憂「梓ちゃんが?何かあったの?」 唯「うん。今日あずにゃん、突然軽音部辞めるーって言って部屋を飛び出しちゃってさぁ」 憂「そんな事があったの…」 唯「それで、クラスでのあずにゃんの様子で何か変なところ無かったかなぁ~って」 憂「うーん…私はこれと言って梓ちゃんに変なところは無かったと思うなぁ」 唯「そっかぁ…万策窮す」 憂「だけど、気を付けて見てみれば何かわかるかもしれない」 唯「でも、あずにゃんもう部室には来ないかもしれない…うぅ、あずにゃーん」 憂「お姉ちゃん…大丈夫!!私が明日梓ちゃんにそれとなく聞いてみるから」 唯「本当?」 憂「本当本当。私も梓ちゃんに何があったのか気になるしね」 唯「うーいー!!ありがとーう!!大好きだよぉ!!」ナデナデ 憂「もぅ、お姉ちゃんったら…///」 翌日 唯「おっはよー!!りっちゃん、むぎちゃん」 紬「おはよう、唯ちゃん」 律「おーっす唯。で、どうだった昨日」 唯「へ?何が?」 紬「梓ちゃんの事よ。唯ちゃん」 唯「あぁ、あずにゃんの事ね。憂に聞いてみたけどわからないって。今日憂がそれとなく聞いてくれるみたいだけど」 律「はぁ…そっか。憂ちゃんもわからなかったか」 紬「困ったわねぇ。何かわかるかもって期待していたんだけど」 唯「でも、きっと憂なら何か聞き出してくれるよ!!」 律「それを待つしか無いか。梓捕まえて無理やり聞こう!!って言ったらまた澪に殴られたしさ」 紬「もしかしたら梓ちゃんにとってプライベートな問題かもしれないもの。梓ちゃんが話してくれるのを待ちましょう」 唯「そうだね。あぁ、あずにゃーん、あずにゃんをギュッとしたいよぅ」 紬「あらあら」 …… 澪「おはよう和」 和「あら、おはよう澪。どうしたの、朝からそんな暗い顔して」 澪「ちょっと昨日な…昨日部活でゴタゴタがあってさ」 和「能天気そうなあなた達でも色々あるのね」 澪「さりげなく酷いぞ」 和「ごめん。で、それがまだ解決していないわけ?」 澪「そうなんだ。解決どころか、理由さえわかって居ないんだ」 和「案外大変な事態なのね。…あぁ、それで一年生のちっこい子が泣いてたわけだ」 澪「梓が!?泣いてた!?えっ、和、どこで?どこでだ?」 和「ちょっと落ち着きなさいよ澪。階段の下でギターケース抱えながら小さくなってわよ」 澪「よよよ、様子はどうだった?」 和「様子って…しゃくりあげながら泣いてたわね。唯先輩、唯先輩って言ってたから、喧嘩でもしたのかと思ってたわ」 澪「唯…?それじゃあ、唯に関係ある事なのか…?」 和「早いとこ仲直りしなさいよ?ギスギスしてるあなた達なんて、らしくないからさ」 澪「あぁ、うん。ありがとう和」 澪(唯が関係してる?でも昨日は唯もわからないって言ってたし…うーん?) …… 憂「あ…梓ちゃん!!おは、おはよう!!」 梓「?おはよう憂」 憂「今日は昨日にもましていい天気だね!!」 梓「そうだな」 憂「梓ちゃん今日も可愛いね!!」 梓「憂…唯先輩から昨日の事聞いた?」 憂「えっ!?そんなこと無いよ!!も、もう、梓ちゃんったらぁ」 梓「憂、別に無理しなくても良いよ。唯先輩の事だし、きっと憂には喋ってると思ってたからさ」 憂「梓ちゃん…梓ちゃん、軽音部辞めるって本当?」 梓「多分、本当」 憂「多分って…じゃあ、辞めない可能性も有るんだよね?お姉ちゃんもすっごく心配してるよ?」 梓「でも、この気持ちのままじゃ、私は軽音部には居られないんだ」 憂「もしかして、お姉ちゃん達と喧嘩した?」 梓「いや、先輩達は良くしてくれてるよ。…お茶の時間と称して堂々とサボってるのは気になるけどね」 憂「じゃあ、お姉ちゃん達と気が合わないとか?」 梓「ううん。サボってばっかいるけど、先輩達と過ごすのは楽しいし、演奏するのも好きだよ」 憂「じゃあ、どうして?…って私聞きすぎだね。ごめん梓ちゃん」 梓「謝らないで、憂。憂が私の事気にしてくれてるのは凄く嬉しいから。…でも」 憂「でも?」 梓「まだ憂には話せない。自分の気持ちもちゃんと整理がついていないから」 憂「でも、あんまりため込まないでね梓ちゃん」 梓「ありがとう、憂」 憂「ちゃんと気持ちが落ち着くまで、お姉ちゃん達にはお休みするって伝えようか?」 梓「そうしてくれると助かる。本当は自分で言わなきゃならないんだけどね」 憂「いいよ。協力出来ることはしてあげたいから」 梓「……ごめんね、憂」 憂「?いいよ?気にしないで!!」 ~放課後~ 律「やっぱり来ないなぁ、梓」 紬「ちゃんと梓ちゃんの分もケーキ用意してあるのに」 唯「あずにゃーん」 澪「…なぁ、唯。本当に何も知らないのか?」 唯「へっ?うん。憂に聞いてみたけどわからないって言ってたし…」 澪「そうじゃなくて、唯自身でだ」 律「おい、どうしたんだよ澪?何たってそんなに唯につっかかってるんだ?」 唯「澪ちゃん、私本当に知らないよ?」 紬「澪ちゃん、何か聞いたの?」 澪「今日の和に、昨日梓が泣いてたって聞いてな」 律「梓が泣いてた!?何で自分で出ていったのに泣くんだ?」 澪「わからないけど…でもその時泣きながら唯の名前を呼んでいたらしい」 唯「私の!?」 紬「それで唯ちゃんを…」 澪「あぁ。だから唯に知ってることを話して欲しくて」 唯「ごめん…本当にわからなくて…」 律「ゆいー、お前実は影で梓の事イジメてたなぁ?」 唯「りっちゃん!!そんなこと無いよ。確かに、あずにゃんのケーキ食べちゃった事はあるけど…」 律「それだ!!きっとその事で梓は唯に恨みを抱いてたんだ。食べ物の恨みは恐ろしいからな!!」 澪「律!!」ゴンッ 律「あだっ!!」 澪「今ふざけている場合か!!まったく…」 紬「まぁまぁ、澪ちゃん?りっちゃんは場の雰囲気を明るくしようとしてたのよ」 律「むぎー!!やっぱりお前はわかってくれてたんだな!!大好きだむぎ!!」 紬「あらあら、うふふ」 澪「オホンっ…まぁ律はいいとして、唯、本当にわからないんだな?」 唯「ごめん澪ちゃん」 澪「いや、謝らなくてもいい。普段の唯を見ていたらそんな事直ぐにわかるしな」 律「そうそう。唯は意地悪なんて出来ないもんなー」 紬「唯ちゃんは良い子ですからね」 唯「みんな…そんなに私の事を思ってくれてたなんて…あ゛りがどう゛」グスッ 律「うわっ!!唯、鼻水つけるな!!」 唯「り゛っぢゃんー」 律「おぉぉ!!こっちに来るなー!!」 バタバタ 紬「りっちゃんと唯ちゃんったら」 澪「まったくあの二人は…しかし、梓は本当にどうしたんだろうな」 紬「手がかりは軽音部を辞めたいって事と、辞めたいって飛び出した後泣いてたって事だけよね」 澪「後は、唯の名前を呼んでいた事だな…しかし唯に非があるとは思えないし…」 紬「唯ちゃんの名前ねぇ…もしかしたら…?」 澪「どうしたむぎ?何か気付いたか?」 紬「ううん。ちょっとね…気になることが」 澪「?」 律「よし、今日のところは帰るとしますか」 澪「そうだな。今日も大した進展は無かったな」 紬「まぁ、昨日の今日ですし」 唯「私あずにゃんに嫌われてないといいな…」 律「何湿気た面してんだよ!!大丈夫だって。梓も落ち着けば帰って来るさ」 澪「一応今日の様子も憂ちゃんに聞いてみたらどうだ?何か別の事もわかるかもしれないしさ」 唯「うん。そうするよ」 紬「唯ちゃん元気出して?明日はとびきり美味しいお菓子を持ってくるから」 唯「むぎちゃん大好き!!」ギュム 律「お前は本当、現金な奴だな」 澪「お前も言えたこっちゃないだろ」 紬「あらあら」 ~平沢家~ 唯「ただいまー憂」 憂「お帰り、お姉ちゃん」 唯「ういー、今日のあずにゃんどうだった?元気だった?」 憂「ちょっと元気無かったけど、普通だったよ。でも、梓ちゃんも悩んでるみたい」 唯「そっかぁ…ういー、私あずにゃんに嫌われてるかもしれない」 憂「えぇ!?お姉ちゃんそんなこと無いよ!!」 唯「憂、慰めなくても大丈夫さ…」 憂「だって今日梓ちゃん言ってたよ?軽音部の先輩達はみんな好きだって」 唯「嘘だぁ」 憂「本当だって!!ちょっと気になるところもあるけど、お姉ちゃんの事は好きだって言ってたもん」 唯「本当?本当に本当?」 憂「うん。それに梓ちゃんが悩んでるのは自分の気持ちに整理がついていないからだって、だからお姉ちゃん達のせいじゃないって」 唯「そっかぁ~…良かった~。あずにゃんに嫌われたわけじゃないんだね」 憂「うん!!あ、それで気持ちに整理がつくまで部活はお休みしますって、梓ちゃんから」 唯「うんうん。わかったよ。そういう事なら合点承知ノ助さ!!」 憂「でも梓ちゃん、相当悩んでるみたいだったから、お姉ちゃんに話がいったときはちゃんと聞いてあげてね」 唯「うん。早くあずにゃん帰って来るといいなぁ」 ~翌日~ 律「おいーっす、皆の衆」 唯「りっちゃん、おいーっす!!」 律「おぉ!?今日は元気だな?さては何かあったな?話せ話すんだ唯隊員!!」 唯「りっちゃん隊長ギブギブギブ!!あ、おはよーむぎちゃん」 紬「おはよう唯ちゃん。今日は元気そうね」 律「そうなんだよむぎ。コイツなかなか口を割らなくてさ」 唯「あぁ、もぅ、部活の時に言うから。それまで待っててよりっちゃん」 律「待てん!!さぁ、今話すのだ」 紬「まぁまぁりっちゃん?唯ちゃんはみんな揃った時に言いたいんじゃないの?」 唯「流石むぎちゃん!!だからりっちゃん、部活まで待っててよ」 律「ちぇー」 紬「さてと、授業の準備しましょうね?二人とも数学の課題はやってきた?」 唯律「写させて下さい」ペコリ ~放課後~ 唯「…でね、あずにゃん私達の事は嫌いじゃないって。むしろ好きだって」 澪「そうか」 唯「それで、気持ちが落ち着くまでお休みさせて欲しいって言ってたらしいよ」 律「おぉ、じゃあ完全に辞める気じゃ無かったんだな。良かった良かった」 紬「じゃあまた、梓ちゃんと一緒に演奏出来るかも知れないのね?」 唯「うん!!あずにゃん早く帰ってこないかな~」 澪「根本的な解決にはなっていないが…まぁいいだろう」 律「そう言って、実は梓の辞める原因が自分じゃなくてホッとしてんだろ?」 澪「律!!」ベシンッ 律「あだっ!!…っ澪!!最近手が出るの早いぞ!!」 澪「律が悪いんだ律が!!」 紬「まぁまぁ二人とも」 唯「しっかりみんなであずにゃんを待とうよ」 澪「そうだな」 律「唯にしっかりとは言われたくないな」 唯「りっちゃん隊長酷いですぞ!!」 キャッキャッウフフ ガチャッ さわ子「あ゛ー、職員会議終わったぁ」 唯「さわちゃん先生!!」 さわ子「むぎちゃん、お茶お願い」 紬「これから準備するので座ってて下さい」 律「もぅ、さわちゃんの来ない間に大変だったんだからな!!」 さわ子「あら、どうしたの?何かトラブルでも?」 澪「梓が辞めるって言って飛び出して…」 2
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2020年7月16日 出題者:はっぴぃ 【問題】 少し前から体調を崩していたコシ美。 食も進まず日に日に元気がなくなり……そして結局今年の桜を見ることは出来なかった。 どういうことだろう? 【解説】 + ... 北海道東部の町に住む中学生のコシ美。 3月初めのある日、父が帰宅するなり「4月から福岡に勤務になったよ」と言い、 コシ美は「人生終わった…」と大ショック。 泣いて両親に抵抗したが、父が単身赴任することはなく、一家で引っ越しが決まってしまった。 生まれ育ったこの町を離れるなんて。友達とももう会えない。 それに…好きだったワタナベ君とも。 毎日少しずつ自分の部屋の荷物を片付けながら涙にくれるコシ美。 知らない土地に行く不安も相まって、大好きなお菓子も食べる気になれずすっかり落ち込んでいた。 ひと月後、福岡の地に降り立ったコシ美たち。 それまで住んでいたところはゴールデンウィーク明けに桜が咲いていたが、 ここではもうとっくに散ってしまっていた。 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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20ページ目 「くそ、一体どうなって……」 三階。 騒ぎの原因は最早爆破予告というよりAnswerの暴走といっていいだろう。 この階もやはり混乱状態に陥っていた。むしろこうなっているほうが敵を見つけやすいのではないか、と坂口は思いついた。 この騒ぎの中、一人だけ異様な雰囲気を放つ人間を探せばよい。 「お……」 ――どんぴしゃり。 その外見も、今の状況に対する挙動も、明らかに普通の人間のものではない男が一人いた。 こんなにも広いショッピングモールの中、こうも都合良く現れるはずがない。――おそらく彼はこの時を窺っていた。 会議室で見た画像。 あれからして、この外見の男を、委員長は“アジタート”と呼んでいたはずだ。 「アジ、タート……」 男との距離が5メートル程度になったとき、坂口はその名前を口に出してみた。 「……へぇ」 男は確かに笑いながら口元を吊り上げた。 坂口は確信する。彼はアジタート。敵だ。ならば先手必勝――! 「あァ?」 油断していたアジタートの背後に《瞬間移動》で回り込み、ありったけの《超念動力》を頭部にぶち込む。 まだ生まれたての能力といえど鉄筋を折り曲げる程度のパワーは普通にある。アジタートの首にかかるダメージなどいざしらず、坂口は堅気の衆に手を出した彼らに対する怒りをこめた攻撃を喰らわす。 いや、喰らわせようとした。 「な!?」 《超念動力》を巨大な弾丸のように発射したのは良かったが、それは呆気なく回避された。 ――というのは誤りで、坂口の攻撃を回避したのではない。“効かなかっただけ”。 攻撃を喰らったアジタートの上半身は砂のように吹き飛び、空中を舞ったのだ。 銀色に発光するその粒子達は、残った下半身の周りを旋回し、いったん上昇すると、ひっくり返った蜘蛛の死骸の脚のような形の針をいくつも作って。 「うぐ……!!?」 坂口の身体を、一斉に貫いた。 「、……!! ……。――!」 声にならない、出てすらいない無音の悲鳴をあげる。 視界がぼやける。だがしかし、自らを貫いた無数の針が抜けていくのはわかった。 血で服が濡れていくのも感覚でわかった。 ただ今は、彼と戦おうとした事に後悔をしていた。 自分は、自分すら守れないのか。 無力さを思い知ると同時に、意識が遠退いた。 銀色の粒子達はアジタートの上半身を構築していく。顔が出来上がったあと、今一度、坂口の様子を確認した。 「なんだァこいつ? 一瞬でダウンしたぞオイコラ……」 坂口の頭部を軽く蹴ったあと、つまらなそうに去っていく。 《粒子兵器(ミストウェポン)》。 アジタートの能力。自身の身体や他の物体を自由に粒子化、ないしは別の物体へと構築する事ができる能力。物体を構築するという能力においてはジェミニの《自由創造》にも近いが、戦術の広さなら《粒子兵器》のほうが格上である。 坂口の身体を貫けたのは、粒子を硬化させ針のような鋭利な形状にしたからだ。 所変わって再び四階。 「神崎先輩……!」 神崎は新屋敷を見て安心しかけたが、すぐに異常事態である事を悟る。 女の腕が小さな女子の身体を離れない程度に締め付けている。 新屋敷のすぐ近くには気絶した男性。 少し離れた場所に首の無い女性。 ――それが両親であることを理解したくなかった。 「あなた……鬼畜ね」 薙刀を構える。 マエストーソは鼻で笑い、肩をすかした。 「それがどうしたってんだ、あ? 何? おこなのかえ? 激おこ? ン??」 「っ……!!」 神崎は瞬時に詰め寄り、マエストーソの反射神経では対応できないくらいのスピードで攻撃をしようとした。――が。 「おーいおいおい、このガキが死んでもいいのかよ!」 けらけらと笑いながら、女児の顔面を神崎に突き出す。 無論、神崎はマエストーソを攻撃出来なかった。 「た……たすけて、おねえ、ちゃ……」 「大丈夫よ、安心して……」 神崎は、涙しながら助けを求める女児を安心させることすら出来なかった。 ――この鬼畜を取り除かねばならない。 神崎はマエストーソを睨みつけた。 新屋敷と山田も、マエストーソの気が触れない程度の距離まで詰め寄る。新屋敷の痺れは取れつつある。 ――だが人質がいるようでは動きようがない。 既に西園寺は怪我人の手当に向かっていた。ただしあの家族の父親は、今起きれば発狂しかけないので手当を断念した。幸い、気絶しているだけで命に別状はない。 「おい。女。スフォルツァンドを連れてこい」 女とは神崎のことだ。 神崎は戦闘機のコクピットに攀じ登り、スフォルツァンドの姿を確認する。 薙刀で肩を貫かれたからか、かなりの出血である。死にはしない程度だが。 意識は無いが、脈はあった。神崎はスフォルツァンドにはたらく重力を軽減させ、片手で持ち運べる重さにした。 「……ほら」 マエストーソの目の前に、スフォルツァンドを突き出す。そして、重力の軽減を解除する。 「フン、煩わしい……」 マエストーソはスフォルツァンドの髪の毛を引っ張る。 ――成人男性の身体を片腕で持ち上げた……? めちゃくちゃね。と、神崎は少し驚いた。 マエストーソはスフォルツァンドの脳に直接電気信号を送る。 もう片方の、女児を抱えている腕で器用に携帯電話を取り出す。 「私だ、マエストーソだよ。苓北恵美は確保出来たか?」 「――!!」 神崎、新屋敷は確かにその言葉を聞き逃さなかった。 「――ああ、そうかい。そんじゃ話が早い」 再びスフォルツァンドに電気信号を送る。すると、マエストーソの前方に空間の境目が現れた。 「そんな、ハサミを使わずに……!?」 どういう原理かはわからないが、マエストーソは彼の頭を弄り、無理矢理能力を行使した。――あの巨大ハサミを必要とせずに、だ。 空間の境目から、拘束された苓北とトランクイッロが現れる。 トランクイッロは苓北のこめかみにショットガンを突き付けている。 また一人、人質が増えたということだ。 「……ん?」 トランクイッロは覚えず声をあげた。 「あ? どうしたよ?」 マエストーソが聞くと、トランクイッロの顔がだんだん固まっていく。 「……しまった、スキルジャマーをつけっぱなしだ!」 トランクイッロがそう言うと、マエストーソは目を見開いた。 「馬鹿野郎が! それを早く言――」 「今だ、やれぇっ、苓北!!」 空間の境目から二宮が飛び出し、ショットガンを拳で弾き飛ばす。 ――スキルジャマーが効いているということは、この空間の境目も強制的に閉ざされるということだ。 さて、強制的に閉ざされる時、“間になにかが存在する”とどうなるか。 苓北は身体を捻り、トランクイッロを空間の境目のほうへ押し出す。 「っ――!!」 答えは簡単だ。 強制的に閉ざされるのだから、切断されることになる。 「あぐぇえええっ!!!!」 トランクイッロは叫び声を上げながらのたうちまわる。 左腕が置き去りにされたからだ。噴水のように噴き出す血が、マエストーソの足に付く。 「もらった……!!」 その間に、神崎がマエストーソを薙刀の刃が付いているのとは反対の部分――つまり石突きで弾き飛ばすのはたやすい事。 マエストーソはのけぞった。 宙に舞う女児を新屋敷がキャッチし、隙を見た山田が高圧の“水弾”を飛ばし、マエストーソに追撃を与える。 《車軸流し(スプライトウォーター)》。水を操る山田の能力。身体そのものを水にしたり、高圧の水ビームや弾丸を飛ばすことも可能だ。 空間が閉ざされたため、スキルジャマーの効果は及んでいない。トランクイッロは、あちら側にスキルジャマーを置き去りにしていただけだ。ただ、空間が繋がると効果が及ぶだけであって。 「くそったれが……! なめんなァ!!」 マエストーソは更に強力な電撃を地面に這わせた。するとトランクイッロとスフォルツァンドが寝転がっている部分の床がめくりあがり、二人の身体を吹き飛ばした。 「まずい、スフォルツァンドを動かして逃げる気だ!」 山田が叫ぶと、初対面の神崎はそれに応じるかのようにマエストーソにはたらく重力を強力にした。 「遅いっ……!」 ほくそ笑むマエストーソ。 スフォルツァンドの頭を既に掴んでいた。電気信号を送り込み、空間の境目を身体の下につくる。 しかしそれだけではなく。 「きゃっ……!?」 口に貼られていたガムテープを取る途中だった苓北の足元から手が現れた。マエストーソの手である。 「まずい、恵美――!!」 咄嗟にマエストーソにかけた強力な重力を緩和しようとしたが、マエストーソが一足先に苓北の足を引っ張った。 そのまま三人は空間の境目から消え去っていった。――スフォルツァンドを残して。 「ぁ……」 神崎は震える手で床を触る。 「恵美ぃぃぃぃぃぃっ……!!!」 二宮はスフォルツァンドにゆっくりと近付き、脈をはかる。 ――スフォルツァンドは、マエストーソによる無理矢理すぎる脳への電気信号に耐えられず死亡していた。 「居場所を聞き出すあては無い、か――」 二宮は舌打ちをした。 「……」 その様子を、部外者である山田は黙って見るしかなかった。 「……ALEXの者だな。ご協力に感謝する」 二宮は軽く頭を下げた。 「……ああ」 山田はいてもたってもいられず、西園寺を探しにいくことにした。 「……わ、凄いケガ! 大丈夫ですか!」 西園寺は坂口を発見していた。 彼からしたら、まさに九死に一生を得ることとなった。 西園寺の《触き返す息》により、傷口が見る見るうちに塞がっていく。 「くっ、……ふぅ」 この大怪我を治療するのに体力を使いすぎた。 西園寺は汗を拭った。 「……すいません、ありがとうございます」 坂口は息を整えようとした。 「もう大丈夫。安心してね」 「……あなた、超能力者、ですよね?」 「うん。まあこんな能力見せたら誰でもそう思うよね……えへへ」 西園寺は無邪気に笑った。 ――なるほど、ポニーテールって可愛いんだなぁ。 坂口はそんな悠長な事を考えながら瞼を閉じた。 「む、今変な事考えましたよね?」 目を細める西園寺に、坂口は苦笑いした。 次へ トップへ
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《ゆっくりしていってね!!!》 AAネタのひとつ。 「上海アリス幻楽団」謹製の同人シューティングゲーム「東方Project」作品群の主役格である霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)と博麗霊夢(はくれい れいむ)に酷似した(ここ重要)謎の生首が「ゆっくりしていってね!!!」と叫んでいるAAが元ネタ(下参照)。 あまり気に掛けられていないようだが「!」の数は基本的に3つ。 _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_-''" `''> ゆっくりしていってね!!! <ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 一応、右が「ゆっくり魔理沙」、左が「ゆっくり霊夢」と言う名称。 神主(東方の生みの親であるZUN氏)による原画や、東方シリーズの大半の二次創作とは似ても似つかない憎たらしさを持っている。デフォルメされているとはいえ、馬鹿にしたような目つきといい下から煽った形のアングルといい、人を寛がせようとする意思は殆ど伝わってこない。かわいく見えてきたら末期とも言われる。 また、同作品群の別キャラクターに酷似したゆっくりたちも「それぞれに似た全く別の生物である」ということになっている。 2008年1月前後から「2ちゃんねる」などのゲーム関連のスレで散見されるようになり、その後全板に飛び火する中でガイドライン板(ガ板)に 「ゆっくりしていってね!!!のガイドライン」 スレが立ち(2008年2月3日)、また無数の改変バージョンが生まれることとなった。 しかし、この元ネタそのものは不明。 一説には『ある同人作家のファンが作成、その関連スレに書き込み、それを東方ファンらが気に入って他の掲示板などにコピペ。信者、アンチ巻き込んでの流行となった』…といわれるが、槍玉に挙がった当人がこれを否定しており、発祥地や誕生のきっかけについて統一された見解は未だ存在しないと言われる。 しかし、いわゆる「ゆっくり霊夢」はかつてその形状から「霊夢まんじゅう」、あるいはそのプロトタイプの一つとされるAAに使われる文字列から「ケヒヒ霊夢」などとも呼ばれ、それらは少なくとも2004年ごろから存在したとも言われており、ルーツをたどれば意外にその歴史は古いようだ。 やがて2007年夏頃に対となる「ゆっくり魔理沙」AAが作られ、関連スレや板でネタが洗練されるうちに今の形になったと思われる。 あまりによく使われるために、これを中心とした同人および二次創作作品、AA板にありがちな虐待ネタなども多数作られた(AA板のしぃ虐待ネタ衰退により虐待ネタ師がゆっくり虐待へシフトしたという説も)。 しつこいようだがあくまでゆっくりたちと大本となった東方キャラとはまったく別の生物であり(二次創作では同じ場所に霊夢と複数匹のゆっくり霊夢両方がいたりするという描写も多い。他キャラについても同様)、まとめwikiによればゆっくり生物の大半はまんじゅうなどの御菓子類であるようだ。さらに舞台である幻想郷とはまた別世界の生物であるらしく、ゆっくりたちがどのようにして住み家となる世界と幻想郷を往来しているかも不明であるという。 「ゆっくり~していってね!!!(しないでね!!!)」などという口調で喋ったり、「ゆっゆっ」などと鳴くことがある。しかしこれもすべてのゆっくり生物で共通した特徴ではなく、例えばこの派生である「きめぇ丸」は「おお、こわいこわい」と言う(元々スレが荒れた時どのゆっくりもこの台詞を吐いたが、きめぇ丸登場後はほとんどきめぇ丸の当たり役になっている。また、この台詞の改変も多い)。 このように基本的な「ゆっくり」たちの生態は明らかではなく、動きや大きさ、身体的特徴もネタの製作者やそのキャラによってまちまちである。小さいものでは手乗りサイズのものから、大きいものだとビル並み、時に山よりもでかかったり果ては小惑星並みのメガトンサイズゆっくりも存在する。 また生首だけでなく、四足動物のような胴体を持っているかその他諸々の合成生物であったり(きめら丸、カオス丸など)、人間と全く変わらない四肢があったりする(のうかりん、きもんげなど)場合もある。生殖機能も雌雄同体だったり雌雄異体だったり、アメーバのように分裂して増えたりするなど様々な解釈がある(胎生の場合もあるが、幼生体が母体の頭から伸びたツル状の何かに、まるで植物の実のようにぶら下がって生えてきたりもする)。 動く時もぼよんぼよんと跳ねたり、リニアモーターカーのように宙を浮いてすべるように移動したり、台車(時に乗用車や戦車、戦闘機)のようなものに乗ってスィーと移動したりと明確な決まりはない。別の全身があるゆっくりが首だけ(?)のゆっくりを台車に乗せて運ぶこともある。 その解釈の自由さゆえに、多種多様なMADやネタが作成される…のだと思う。 イラスト化された中ではウッーウッーウマウマ(゜∀゜)のネタとの複合バージョン(ポーズはウマウマでキャラの顔と台詞が「ゆっくり」というパターン)もよく見られる。 現在では他のゲームのキャラを用いたモノも存在し、かごめスレにかごめだけのゆっくりAAが貼られたこともあったほか、熱帯のコメント設定で「ゆっくりしていってね!!!」を使う者も散見されるようになった。一時、当wikiのトップにきゃんで&ひなバージョンが使われたこともある。 余談だが、ニコ動の海外版ではゆっくり関連動画のタグに「take it easy!!!」とつけられる事が多い。 「take it easy」は「ゆっくりする」「気楽にやる」の意味である。 ゆっくりしていってね まとめwiki(総本家) http //www8.atwiki.jp/yukkuri/
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19ページ目 山田達は新屋敷と同じフロアに居合わせていた。 突如前方から放たれた謎のビームに三人は戸惑いつつも、山田の指示に従うことにした。 「平良と長曽我部、お前らは客を避難させろ! 西園寺は怪我人の治療を頼んだ」 「わかったよ山田さん!」 長曽我部は頷き、さ迷う子供らを導くことにする。 「井原殿、早くお逃げに……」 「いや、私も市民を避難させるのに手伝うよ」 「……感謝します」 平良は井原に軽く頭を下げた。 西園寺には《触き返す息(コンタクトキュアー)》という、怪我人に触れることによって身体を治癒する能力を持っている。――自らにかかる負担はあるものの、目の前で死にゆく人々を見殺しする訳にはいかない。 山田と西園寺は、電熱光線が発せられた方角へと走る。 騒ぎはショッピングモール全体に広がっていた。二宮は駆け足で事務室に辿り着いた。 乱暴にドアを開けた途端、オーナーの木津更が二宮の足に縋り付いた。 「す、すいませんでした……! まさかこうなるとは知らずにぃ……」 ガタガタと震わせながら二宮を見上げる。 二宮は木津更の胸倉を掴み、床に押し付けた。 「謝罪はいらん。今すぐアナウンスで避難経路を伝えろ、わかったな」 「ひいい……! わかりましたわかりました!!」 覚束ない足付きで壁にかかっている電話を取る。木津更は慌てた声で事務員に用件を伝えた。 「……よし。爆弾がいつ起爆するかわからん。お前も早く逃げるべきだ」 木津更にそれだけ言って、事務室をあとにしようとした。 その時だった。 「ヴ、ぇ?」 奇怪な声を上げて木津更は吹っ飛んだ。血飛沫で事務室を彩りながら、窓ガラスを盛大に割り、転落していく。 ――隣には様子のおかしい苓北。 「――! ――!!」 ガムテープで口を抑えられていた。しかし近くには誰もおらず、奇妙なパントマイムをしているようだった。 「な……」 しかし苓北を拘束していた者の正体はすぐにわかった。 ただの景色だと思っていた場所から、男が現れる。 ――Answerのひとり、コードネーム“トランクイッロ”の擬態能力だった。 苓北に近寄ろうとした二宮に銃を向ける。その銃口は、二宮から苓北へと向きを変えた。 「動くなよ……ヒヒ、お嬢さんの頭が吹き飛ぶぜ?」 苓北のこめかみにショットガンが突き付けられる。 「っ……」 二宮は指示通り、指先一つ動かさぬように気を配った。 「能力を使おうたって無駄だぜ? たった今“アビリティージャマー”を作動させた」 アビリティージャマー。 一定範囲内に存在する超能力者の能力を遮断する機械だ。裏社会ではかなり流通しており、これさえあれば能力を持たない人間でも超能力者と対等に渡り合える場合がある。――当然、一定範囲内外から超能力を使われてしまえば防ぎようがない。 しかし二宮には身動きがとれる訳がないのだ。 そんじょそこらの銀行強盗とは訳が違う。少しでも怪しい動きをすれば忽ち人質を殺害するだろう。 アビリティージャマーの支配下に置かれた二宮とトランクイッロ、そして苓北。 対等な状況にも思えるそれは、しかし、ショットガンを持ったトランクイッロが圧倒的に有利な状況である。 ――参った。アビリティージャマーさえ無ければコイツの脳をパンクさせられるのだが。と二宮は心の中で唸った。 「苓北財閥の金が目当てってんなら、令嬢が死ぬ事も想定内に入ってるのか」 特に目的も無く質問する。 「さあ、どうだかぁねぇ?」 トランクイッロは薄ら笑いを浮かべ質問を濁した。 「そろそろパーティーはクライマックスに入るんだからよ、楽しみに待っとけばいいんだよ、ン?」 ショットガンをこめかみに押し込まれ、苓北は苦しそうな声を漏らした。 「ぐぬぅ……!」 スフォルツァンドは唸り声を漏らした。 彼は完全に神崎のペースに飲み込まれていた。彼女の猛攻は、最早対処のしようがなかった。 空間を切り取り神崎を別の場所へ誘おうとすれば軽々と間合いを取られ、空間を神崎ごと飲み込もうとすれば自身に働く重力を狂わされ感覚を失う。 「こうなれば……!」 スフォルツァンドは、切り取った空間からハサミでも虫取り網でもない、全く別の何かを取り出すことにした。 「あれは……!?」 今までとは比にならないほど大きく切り取った空間から、機首が現れる。 神崎は息を呑んだ。 現れたのはF‐35。最新鋭の戦闘機だった。 「な、なんだありゃあ! 屋上にも逃げ場はないのか……!」 神崎は一般人の声に気付き後ろを振り向いた。――あの戦闘機が一般人に牙を向ければ大惨事である。彼女は夢中になって一般人に走り寄った。 「背中を見せたなクソガキめぇ!!」 戦闘機は既に動いていたらしく、スフォルツァンドはすかさずコクピットへと空間移動をする。 そのまま神崎目掛けて機関銃から弾丸を吐き出した。 「っ!!」 ブラックホールの壁を創り、F‐35の弾幕を掻き消す。 「早く逃げて!」 「う、うわあああああああっ……!!」 一目散に逃げ出す一般人。――戦うことに神経を研ぎ澄ませすぎたせいなのか、周りに一般人が居たことをすっかり忘れていた。 地上からの悲鳴が屋上からも聞こえる。立体駐車場からはクラクションの嵐。 そのまま戦闘機は旋回をはじめ、超高速で神崎へと迫る。 暴れ狂う機関銃は自動車を次々と撃ち抜いていく。 爆発が連鎖するように起こっていき、そこに追い撃ちをかけてミサイルが発射される。 幸いなことにほとんどの一般人は屋上から逃げ出していた。戦闘機による犠牲者は出ていないだろう。 再び旋回を始める。 空中でミサイルが二発放たれた。それが描く軌道からして追尾弾であろう。 「……」 軽く息を吸う。 追尾弾であろうが何であろうが、所詮重力に捕われているものの一つにすぎない。 ――ならば。 「……なんだと!?」 スフォルツァンドは驚愕した。 ――そう。重力に捕われているのなら、その重力を掌握してしまえばいい。 「《重力操作》……追尾弾は私の周りに無重力状態で漂う」 ぷかぷかと浮かぶ追尾弾は、けれども戦闘機に狙いを定めているようだった。 「機関銃で撃ち落とせばいいだけの事っ!!」 だからどうした、とコクピットの中で叫ぶ。 追尾弾は無重力から解放され、神崎によって戦闘機めがけて撃ち込まれる。 「重力加速砲……!」 重力によって強力な加速を得た追尾弾は、こちらに向かってくる戦闘機の速さも相まってか瞬時に爆発した。 しかしそれは、撃ち落とされたからだった。 「はははは!! クソガキがなめたマネをするか……ら?」 機首が黒煙を掻き分け、コクピットに空が映った途端。人影も共に映り込んできた。 その正体は、風で長い黒髪を靡かせる神崎だった。 「覚悟しなさい……!」 「なにぃぃぃーーーーーーーっ!!!!」 神崎は薙刀でコクピットを破壊し、そのままスフォルツァンドの右肩を突いた。 「ぐあああっ……!」 バランスを失った戦闘機は、そのまま四階に突っ込んでいった。 轟音を立て、壁や窓ガラスを蹴散らしながら突入する。 「っ!? ……まさかスフォルツァンドの野郎、やられたってのか?」 ――電撃を操る女は舌打ちをした。 幸運か不運か。 突っ込んだ場所にはマエストーソ、新屋敷、山田がいたのだ。 次へ トップへ
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985 名前: NPCさん 04/04/23 00 54 ID ??? MtGをやっていて出会った一番の困ったちゃんはこんな感じだった。 英語版のカードを読めないのに使っており、それどころか訳を間違っている。 間違いを指摘をすると「勝つために騙そうとしている」呼ばわり。 少し古い英語のカードを使っていると、 「そんな強いカードがあるわけがない」 「読めないから嘘をつかれてもわからない」 「中学生なのにホントに読めてんの?」(高校生だったけどな) で、わけのわからんハンデを負いながらも場を制圧すると、 「ああやめやめ、君の勝ちでいいよ。(舌打ち)」 あと、直撃したら絶対毒状態になるだろう口臭や、追加ダメージのありそうな黒くて長い爪も印象的でした。 5、6年前かな? Enduring Bomberが使えた頃の話。 989 名前: オレたち憑神族 04/04/23 03 33 ID ??? 昔に弟とSD武者ガンダムな対戦型ボドゲをした。その時はマイブームだったペガサスプレイをした。 そしたら。 「ウゼエ、ウルセエ、ダマレ」と言われた。 遊戯は蝶一流の困ったちゃんスレイヤーだと思ったとある日。 990 名前: NPCさん 04/04/23 03 50 ID ??? 昔MTGやっていた頃、行っていた大会が、プロキシーカード有りだったんだが、 ある日で参加しようとしたリア厨が、事前にデッキ登録用紙を渡された直後、 ルーズリーフを割いて、切れ端にカード名入れてはスリーブカードに差し込み始めた。 一応、そう言うプロキシーも登録可能だったのだが、デッキの5割以上がそれ (当時有名なレア満載のコンボ・デッキ)だったので、それ見た主催者が、 先着に漏れた人もいることや、プロキシー有りとは言えカードを集める努力は して欲しいことなど説得して、参加を辞退してもらった。 まあ、それで済んだから、この話に困ったちゃんはいないと思うのだがね。 主催者が止めるまで、何の問題も感じずに横で見ていた俺が困ったちゃん。 992 名前: NPCさん 04/04/23 03 53 ID ??? 白の騎士ばっかで作った騎士デッキをファンデッキと呼んで憚らない奴がいたなあ。 羽ばたき飛行機械を徹底的に強化しカウンターで守る「鳥人間コンテストIN琵琶湖」デッキで勝利したけど。 そのあと3枚だったディスエン4枚にして再戦を挑んできたのには少々笑えた。 古い話ですけどね。 スレ14
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タタタ… 律「……お、梓?」 梓「ああ、律先輩!」 律「なーにそんな急いでんの」 梓「今日は部活お休みしますね!」 律「え? 唐突だなぁ……何かあんのか?」 梓「あります! それでは!」 タタタ… 律「変なやつー……」 けいおん!一番くじ! いよいよ発売! 梓「このくじが出るのを待っていた」 梓「クリアファイル戦争から一週間……あの時の私は馬鹿だった」 ― 一週間前 ― 梓「これが噂のクリアファイルかー」 純「へ~、お菓子二つ買えば一枚貰えるみたいだよ」 梓「純買うの?」 純「うん。せっかくだし。それにまだ全員分あるうちに好きなのもらっておきたいじゃん?」 梓「(今月厳しいし……)私はいいや。欲しくなったらあらためて買うし」 純「そのころには全部なくなっちゃうんじゃないの~」 梓「あははは、まさかぁ」 ……―― ― 数日後 ― 梓「うそ……ここも全部ない!」 梓「レジ裏に隠してたりするんじゃないですか!?」 店員「いえいえ」 梓「ここでもう六軒目……なにがどうなってるの」 梓(まさかあのクリアファイルがそこまでレアな品になるなんて思いもしなかったよっ) 梓「なーんであのとき買わなかったかなぁ……うう」 店員「聞くところによると、隣町のローソンにまだ残ってるとか」 梓「本当ですか!?」 店員「本当かはわかりかねませんね」 梓「ありがとうございます! さっそく一漕ぎしてきますね!」 ・・・ 梓「ない!? 騙されたの……!?」 唯「ほら見てみてー」 紬「あ、クリアファイル。唯ちゃん全部揃えたのね」 梓(!!) 澪「私、梓のだけ揃わなかったんだぁ」 唯「ほぉほぉ、それじゃあ一枚あげよう」 澪「いいの?」 唯「私、別に全部揃えたかったわけじゃないから。いいよ、ほれ」 澪「わぁ……ふふふ」 律「よかったな。澪のやつ、結構悔しがってたんだぜ」 梓「わ、私も――――」 唯「あ、でも後のはあげたくない! 大事に使うから!」 梓「ぐぬぬぅ……」 ……―― 梓「今回はあんなヘマしないもん」 梓「今までに多くの多々買いを乗り越えてきたこの私がこんな一番くじごときに苦戦するわけがない!」 梓「見よ! このメダルたちとS.H.フィギュアーツたちを!」ババーン! 梓「……ふふ。おっと」 カチッ、ウィーン 梓「スレのチェックも欠かさずに、と」 梓「あ、一応コンビニに電話入れておこう。念のため、念のため……」 ・・・ 梓「予約箱買いされたぁ!? はぁ!?」 梓「マジキチ……」 梓「近場でやってるところ三軒だけ……大丈夫かな」 梓「まぁ、なんとかなるよね。コンビニには30分前ぐらいに着けばOK」 梓「今のうちにお風呂に入って、仮眠をとっておかなきゃ!」 タタタ… 梓母「あら、お風呂?」 梓「そうだよー」 梓母「まだ湯船張ってないんだけど」 梓「シャワーだけでいいよ!」 梓母「そう? 風邪ひかないでよねー」 梓「大丈夫、大丈夫!」 梓「さささ寒い、寒い……」ブルブル 梓「ね、寝なきゃ……仮眠を……」 梓母「梓ぁー! ご飯できたー!」 梓「いいー! 今日お腹減ってなーい!」 梓母「そうー? じゃあ一応冷蔵庫入れとくからー!」 梓「はーい! ……さて」 梓「目覚ましを十一時にセット。よしよし」 梓「では、おやす―――」 Prrr… 梓「こ、こんなときに……誰? ……ああ、純か」 梓「もしもし、何か用」 純『なんか素っ気ないなぁ……まぁ、いいや』 純『それはそうとけいおん!のくじのこと知ってた?』 梓「!」 梓「う、うん……それが?」 純『今日の十二時ぐらいからやるみたいなんだけど。梓、一緒に引きに行こうよー』 梓「一緒に……」 純『だめ?』 梓「ううん! 行こう、一緒に!」 純『おおぉ~! じゃあ詳しくはメールで! んじゃね~』ピッ 梓(二人で引いた方が効率がいいかもしれない……! 私が五回、純が五回だとして……むふふ) 梓「さて、おやすみ私。がんばれ私」zzz… ジリリリリ… 梓「ん……はっ!」 梓「時はきた! それだけだ。さて、すぐに支度を……」 梓「外寒そうだし、ちゃんと着込まなきゃね」 梓「お金は……一回六百円だったから……五千円ぐらい持ってけば間に合うでしょ」 梓「携帯でいつでもスレの確認、と。これで十分かな!」 梓「おぉ、そろそろ家を出なきゃ純が……」タタタ… 梓母「ちょっと! こんな時間にどこいくの?」 梓「戦い」 梓母「は?」 梓「負けられない戦いがあるの。行ってきます!」ガチャリ 梓母「……風邪でもひいちゃったのかしら。嫌だわ」 純「ふひ~、着いたね」 梓「まだまだ、安心するのはくじを引いてからだよ」 純「はは、すっかり意気込んじゃって」 ピロリ、ピロリ 店員「らっしゃーせー」 梓「くじくじくじ……んんー」ウロウロ 純「まだ十二時前だって。まぁ、一応聞いておくか……すみませーん。けいおん!の一番くじってやりますよねー?」 店員「あ、終了しちゃったんです」 純・梓「は?」 店員「さっき全部売れちゃったんですよね。ちょうどついさっき。ほんとついさっきなんですねー」 梓「うそ……」 店員「すごい勢いでしたよぉ、マジ戦慄ですわ」 純「まだ十二時なってないのにズルイよ!」 梓「本当だよっ」 梓「でも大丈夫。ここらでならもう二軒のコンビニが扱ってたから希望はあるよ! 純!」 純「そうだったの? それなら大丈夫だね」 純「いや、でも待てよ……」 純「なんか嫌な予感しかしない」 梓「……」 梓(この感覚……覚えがあるよ……)ゾゾゾ 梓「純! 急ごう! こうして話している時間が惜しいっ」 純「お、おう!」 ガヤガヤ… 純「うわぁ……何あれ」 梓(これは……) 純「コンビニの中にあんなに沢山の人が入ってるの初めて見た!」 梓「異常だ……異常すぎる……」 梓(クリアファイルのときもこんなだったのかな……。甘くみてたよ) 純「ちょっと記念に写メ撮っとこ」カシャ、カシャ 梓「そんなことしてる場合じゃないよ! 店の外にも人は一杯いるんだから油断できない」 梓(幸いここはまだ一番くじが開始されていない……! ここが勝負どころ! ファイト、私!)フンス 純「にしてもここなんか酸っぱい臭いがぷんぷんするね……そういや梓は何賞狙いなの?」 梓「そうだなぁ……きゅんキャラは個人的にコンプリートしておきたいし、B、C、D、E……あ、ピンズにグラス、ストラップも!」 純「ほぼ全部じゃん。あれ、でも何か一つ抜けてない?」 梓「気のせいじゃない?」 A「設置されたぞぉー!!」 B「並べ!!」 「おおおおおぉぉぉぉ!!」ドドドドド 店員「ほ、他のお客様の迷惑になりますので、店内で大声は……」 C「はやくくじ引かせてー!!」 D「は、ははははやく! ふぅー、ひぃー、ふぅー、ひぃー、ふがっ!」 純「あわわわわ……」 梓「純、いこう!」 純「こ、怖いよっ! 嫌だよっ」 梓「っ、怖じ気づいたか! いい、私一人でも並ぶ!」 梓(まずいなぁ……) 梓(どんどん上位の賞がなくなっていく……) B「なに当てた?」 E「魔除け人形当たったよ」 C「すっげー、さわちゃんでけー」 梓(あれがA賞……実物見たら欲しくなってきたかも) 店員「け……けいおん!一番くじ! 残りわずか……です」 「な、何枚だ?」「十枚らしい……」 「さっきの奴が三十枚も引いていくから……」「これじゃあ引けないな、他の店行った方がいいかも」 梓(たしかに……。今の私の順番だと確実に引けない! だったら――) 梓「純! 別の店に行こう! ここはもうダメだよっ」 純「え、えぇー!? う、うう……わかったよ……」 梓「はぁ、はぁ」 純「ここは……さっきの店より人が少ない」 「ありがとうございましたー」ピロリ、ピロリ… 紬「うふふ」 純「あれ、あれってムギ先輩じゃない?」 梓「え? あ……」 紬「あ! 梓ちゃん、こんばんは。二人とも、こんな夜更けにどうしたの?」 純「えっと、くじを」 紬「くじ? ああ、一番くじのこと?」 梓・純「知ってるんですか!?」 紬「もちろんー」 紬「ほら、見て」ドン! 梓(箱ぉ!?) 紬「箱買いしちゃったの。うふふ」 梓「ということは……まさか」 純「梓! くじ、ここも売り切れだって」 梓「む、ムギ先輩……」 紬「どうしても欲しくて~」 梓「……」 梓「か、被ってるやつ……売ってくれませんかね」 紬「え? これのこと? えっと……」 梓(ムギ先輩なら……心優しいムギ先輩なら!) 紬「やだ」 梓「え……」 梓「な、なんで!?」 紬「言ったでしょ? どうしても欲しかったって」 紬「それじゃあ、もう遅いし。じゃあね、梓ちゃん。純ちゃん」 純「あ、お疲れ様です」 梓「……」 純「梓、この調子ならどこもこんな感じだよ。諦めようよぉ」 純「それに私、なんか色々疲れちゃって……」 梓「……やってやろうじゃない」 純「え?」 梓「やってやろうじゃない! これは試練。過去に打ち勝てという試練と私は受け取った……!」 梓「人の成長は……未熟な過去に打ち勝つことだとね。純もそう思わない?」 純「よく分かんない……」 梓「むーっ……」ムス 梓「はぁ、はぁ」 梓(勢いで隣町まで来ちゃったけど……もうこんな時間。本当にあるかな、くじ) 梓「ううん! 諦めちゃだめ! 負け腰はよくないよ、梓! ファイト、ファイト!」 梓「よし!」 ピロリ、ピロリ 店員「らっしゃーせー」 梓「あの、すみません。くじは……」 店員「けいおん!一番くじですか? 申し訳ありません。実は……」 梓「ストップ」 店員「は?」 梓「もうその先は聞きたくないです……」 店員「はぁ。えっと、お疲れ様です」 梓「次!」 店員「うちでは取り扱ってませんね」 梓「そうですか」 ・・・ 店員「くじ? ああ、エヴァの……」 梓「結構です」 ・・・ 店員「けいおんって何ですか?」 梓「えっとですね……」 ・・・ 梓「だめだぁ。どこにもないよ……どうしてかな」ガクリ 梓「……今日のところは出直して明日探そう」 警官「君、何してるの? こんな時間に。一人?」 梓「げっ」 警官「君、学生さんだよね? 何歳?」 梓「は、二十……」 警官「……どこの学校かな? 何年生?」 梓(ま、まずいよ……これは) 梓「も、黙秘権を!」 警官「ないから。とりあえず交番に行こっか。危ないし」 梓「うう……お願いですっ、両親と学校にだけは……」 警官「こんな時間にうろついていた君が悪いの」 警官「女の子がこんな時間に何してたのかな? 友達の家? バイト……なわけないか」 梓「……くじ」 警官「は?」 梓「い、一番っ、くじを……引きに…ぐずっ、回っていたん、でずっ…ぐすん…」 警官「はぁ?」 警官「何? くじ? 一番?」 梓「ぐすっ…一番……ぐじ……」ポロポロ 警官「そんなのどこでやってんの? お祭り?」 梓「ゴン、ビ、ニィ…」 警官「わっかんないなぁ」 梓「けい、おんの…一番く、じ……だったんでずっ……」 梓「どごにも……ないんでふっ…どこも売り切れ、なん、です……」 梓「だから、悔しくて……めちゃくちゃ…悔しくて……」 梓「うえぇーんっ」グスン 警官「そっか、そっか。まぁ、寒いから交番の中入ろうな」 ブゥーン、ピタ…ガチャリ 梓「すみません……家まで送ってもらって」 警官「歩いて帰らすわけにはいかないでしょ?」 警官「自転車は明日取りにきなさい。預かっておくから」 梓「はい……」 警官「いい? 今回は見なかったことにしておくから、今後はこんな時間にウロウロしないように」 梓「はい……」 警官「くじだか何だか知らないけど。女の子が無茶しないでくれよ(苦笑)」 梓「申し訳ないです……」 警官「はい。それじゃあもうウチの中に入りなさい。それじゃあね」 梓「お勤めご苦労さまです……」 ブゥーン… 梓「死にたい……」 次の日 梓(眠い……) 憂「梓ちゃん元気ないね。心配……」 純「あの馬鹿は」 憂「え?」 純「梓、昨日ずっと一番くじ探しまわってたの?」 梓「……悪い?」 純「い、いや、悪いとかじゃなくて」 純「無理して体壊したらどうするのさ?」 梓「たとえこの身体朽ち果てようと……」 純「……」 憂「な、なんの話?」 憂「あ、そういえば」 梓・純「?」 憂「じゃじゃーん」ス 梓「!?」 純「あ、そのストラップ! 一番くじの!」 憂「うん。昨日お姉ちゃんと引きにいったんだよ~」 純「いいなぁ、唯先輩と梓のじゃーん」 梓(馬鹿な……馬鹿なっ) 梓「ど、どこで引いたの」 憂「んと、近くのコンビニかな」 梓「ぐぬぬっ……」 純「私らが行ったときにはほぼ全滅してて引けなかったんだよ、それ」 憂「そうなの?」 2